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2022年08月18日
ご挨拶「海のお掃除プラント&ロボット夢コンテスト2022」開催にあたって
実行委員会会長 北九州商工会議所 津田純嗣会頭
このコンテストは、この秋に北九州市で開催が予定されております、国際会議「Horasis(ホラシス)アジアミーティング」に合わせて開かれるものです。
当会議所も推進するSDGsは、17目標の一つに「海の豊かさを守ろう」を掲げています。しかし、海洋における環境汚染は年々深刻なものとなり、生態系への破壊を食い止めることは、今や待ったなしの状況です。
コンテストは、海洋汚染の浄化を目指す「海のお掃除プラント&ロボット」のアイデアを、小中高生や大学生から出してもらうという、まさに明日への希望に満ちた取り組みです。
私は、このコンテストが北九州市で開催されることに次の意義があると考えています。
一つは、深刻な公害問題を克服し、見事に環境未来都市としてよみがえった当市にとって、まことにふさわしいイベントであること。
二つ目に、SDGs未来都市でもある当市が、海洋汚染問題に対して、若者のアイデアを通じて向き合うことは、SDGsの理念とも合致すること。
さらに三つ目は、北九州が、九州工業大学、北九州市立大学、西日本工業大学、北九州工業高等専門学校という、理系分野の知の集積がなされたエリアであること。
そして最後に、ものづくりのまちとして、ロボット・テクノロジーの最先端企業や関連企業が数多く集積し、時代の最先端を走っていることであります。
私は、未来を担う子どもや学生たちにとって、大きな夢を与えることになるこのコンテストをぜひとも成功させたいと思っています。
実行委員会名誉会長 北九州市 北橋健治市長
今年秋、日本国内では初となる「ホラシスアジアミーティング」が本市で開催されます。
本市での開催は、公害克服と経済発展を両立をさせた実績、これらを生かした環境国際協力、OECDからの「グリーン成長都市」・「SDGsモデル都市」の選定など、国際的な取組が高く評価されたものです。
近年、海洋プラスチックごみへの関心が世界的に高まっています。
本市では全国に先駆け、令和元年度から”プラスチック・スマート推進事業”を立上げ、指定ごみ袋のバイオマスプラスチック化などの「排出削減」、プラスチックに関する技術開発支援などの「リユース・リサイクル」、市民参加の海岸やまちなか清掃等の実施による「徹底回収」などの対策を推進しています。
また、国連環境計画(UNEP)等と連携して、プラスチックごみによる海洋汚染防止の取組の海外展開も進めています。
こうしたことから、市民や企業の皆様に幅広く、今後の環境問題やプラスチックとの付き合い方を見直す機会となるよう、本コンテストが実施されます。
皆様からの貴重なアイデアが、深刻化する海洋汚染の克服や、回収したプラスチックの活用による環境ビジネス創出につながっていくことを期待しています。
Horasis(ホラシス)とは?What is Horasis?
コンテストについて
開催趣旨
世界の海洋における環境汚染・ごみ問題は深刻な状況であり、なかでもプラスチックごみは、年間数百万トンを超える量が海洋に流出していると推計され、2050年には魚より海洋プラスチックごみの量が多くなると予想されています。 持続可能な社会のため、魚と人に優しい海洋環境を蘇らせるため、本コンテストでは「海洋ごみの回収と海洋汚染の改善」をテーマに、皆様からのアイデアを募集いたします。
ビジョン
「環境汚染の克服」は“人類の生存を懸けた”壮大な挑戦である。
これは、万物の源である「地球と海」の“生命力の
あなたの豊かな“想像力”が新しい世界史に刻む“創造力”となる。
夢は必ず実現する。
撒いた「種」は必ず「発芽」して「花」と咲き「実」を結ぶことを信じて。
スケジュール
【募集期間】
2022年6月1日(水)~ 2022年9月19日(月・祝)
【募集締切】
2022年9月19日(月・祝)17時
- 10月
- 一次、二次審査
- 秋頃
- 最終審査、及び、表彰式
「Horasisアジアミーティング」in北九州開催期間中
- 最終審査会では、プレゼンテーションを行っていただきます。(日本語で5分以内です。プレゼン方法は問いません。)
- 最終審査会の詳細については、二次審査終了次第、通過者に別途メールにてお知らせします。
応募について
海の中、海岸、海の底、河口など、海をキレイにするロボット(若しくはプラント)とはどんなものでしょうか?
地球環境および海洋環境を改善するロボットについて、AIやIoT、あるいは自然エネルギーや天然資源の活用も含めて、従来の常識にとらわれない多種多様な角度からのアイデアを自由に表現してください。
ジュニア部門(小~中学生)
学生~一般部門(高校、専門学校、高等専門学校以上~)
<応募作品の一例>
- 【募集テーマ】
- 海浜、海岸、海上、海洋、海中、海底等のお掃除プラント・ロボット(水車・船舶タイプ、ロボットタイプほか。その他の切口も自由に応募可能。)
- 【作品形態】
- イラスト/ショートムービー/漫画/ポスター/アート作品/絵本/作文/企画書/設計図等
- 【分量】
- 1枚~(制限なし)、映像は3分以内
- 【作品の一例】
- 「海のお掃除ロボットの完成予想図」
- 【応募方法】
- 当公式ページ「応募について」よりご応募ください
表彰について 賞金総額50万円
ジュニア部門
(小~中学生)
優秀作品には、表彰状・トロフィー・副賞を贈呈いたします。
- (1)夢大賞
- (2)企業賞
- (3)審査員特別賞
- (4)北九州市長賞
学生~一般部門
(高校、専門学校、高等専門学校以上~)
優秀作品には、表彰状・トロフィー・副賞を贈呈いたします。
- (1)Sea Cleaning賞
- (2)企業賞
- (3)審査員特別賞
- (4)北九州市長賞
受賞作品と受賞者の公表について
- 受賞作品については、当HP等で受賞作品、受賞者コメントを公表します。
選考基準
この地球上に存在する多くの人々へ、地球環境、および、海洋環境の浄化事業の展開を通じて、従来の常識を超えたアイデアと卓越したビジョンをもって限りない夢を与え、AIやIoTの活用、自然や天然資源を駆使する仕組み等も含めて、「未来へ向けた多様な角度からの豊かな発想」による提案を期待しています。
基礎ポイント
【共通】
- 環境問題への理解度・独創性・表現力・プレゼンテーション力
加点ポイント
ジュニア部門
- 自由な発想で想像力に富むアイデア
学生~一般部門
- 実現可能性、問題解決へのアプローチ手法
審査委員(50音順)
審査委員長
岩元 美智彦
株式会社JEPLAN
取締役 執行役員会長
【今回の企画への期待を教えてください】
地球環境のために何ができるかを自発的に考え、行動できる人が増えてくれたら嬉しいです。その行動に価値を見出すことができたら、周りの人と共に楽しく継続できるのではないかと思います。
【ご自身が環境に取り組んでいることをご紹介】
日常の中で楽しい循環の取り組みを提案しています。
それは例えば、皆さまの手元から回収した不要な「もの」で映画のワンシーンを再現したり、リサイクルを活用した新しいモノづくりへの挑戦を皆さまと共有したりすること。
そうした取り組みへの皆さまの参加が循環型社会への第一歩となります。
やがて地下資源をめぐる紛争が減り、社会全体が手を取り合い、あらゆるものを循環させる、そんなワクワクする世界を目指しています。
内田 晃
北九州市立大学 地域創生学群 学群長
【今回の企画への期待を教えてください】
工業都市である北九州市の発展は海と大きく関わってきました。その海が今、海洋ごみによって危機的な状況にさらされています。ものづくりの街・北九州から市海をきれいにするアイデアが数多く出てくることを期待します。
【ご自身が環境に取り組んでいることをご紹介】
一人当たりのCO2排出量の少ない公共交通の利用を促進するために、市民にどのように促していくか。利用しやすい公共交通とはどうあるべきか。公共交通を使用しやすい街の姿はどうあるべきか。このような視点で研究に取り組んでいます。自分自身もなるべく公共交通を利用するように常日頃から意識しています。
片山 憲一
西日本工業大学 学長
【今回の企画への期待を教えてください】
多くの人が、海洋汚染の実態と、どのような問題が引き起こされているのかを知ってもらいたい。また、海洋汚染の主役でもあるプラスチック類の性質についても興味を持ち、海底に沈んでしまったものはどうなるのか、またお掃除ロボが集めたものをどのように活用するのかまで思いを馳せて欲しい。
【ご自身が環境に取り組んでいることをご紹介】
3Rの徹底です。例えば不要な紙は毎週まとめて、紙ステーションに持って行ってます。また、2km以内の近距離は努めて歩くことにし、燃費の良い身体づくりに努めています。
西東 大
NHK北九州 局長
【今回の企画への期待を教えてください】
汚したら、お掃除して元にもどしてあげないといけないですね。普段の暮らしで子供たちに教えるような当たり前のことを、自然に対しては出来ていなかったことを反省します。私自身、家族の実家が天草の島ということもあり、九州の海の美しさに魅了されましたが、昔に比べ、爽快に泳げる海や浜が少なくなったと聞きます。自然をリスペクトし、自然を取り戻せる、九州発の夢のアイデアが生まれること、期待しています。
【ご自身が環境に取り組んでいることをご紹介】
職場では資料を極力印刷せずにデータでやりとりしています。アナウンサーが読む原稿もデータ化されて、紙ではなくなる時代がすぐそこまできています。一方、私生活では、ささやかでしかありませんが、20年近くマイタンブラーを使い、好きな珈琲を飲んでいます。
柴田 泰平
北九州市環境局長
【今回の企画への期待を教えてください】
近年、海洋プラスチックごみへの関心が世界的に高まる中、2050年には魚より海洋プラスチックごみの量が多くなると予想されています。
本コンテストの開催が、市民の皆様や企業の皆様に今後の環境問題やプラスチックごみとの付き合い方を見直す一つのきっかけになればと考えています。
皆様からの貴重なアイデアが、海洋汚染の克服に繋がっていくことを期待しています。たくさんのご応募、お待ちしております。
【ご自身が環境に取り組んでいることをご紹介】
北九州市では全国に先駆け、令和元年度から"プラスチック・スマート推進事業"を立上げ、指定ごみ袋のバイオマスプラスチック化などの「排出削減」、プラスチックに関する技術開発支援などの「リユース・リサイクル」、市民参加の海岸やまちなか清掃等の実施による「徹底回収」などの対策を推進しています。
また、国連環境計画(UNEP)との間で連携協定を結び、プラスチックごみによる海洋汚染防止の取組の海外展開も進めています。
渋澤 健
シブサワ・アンド・カンパニー株式会社
代表取締役
【今回の企画への期待を教えてください】
気候変動、地球温暖化、そして海洋汚染、様々な環境破壊が深刻化する中、その原因を引き起こしてきた私たち人間はただ手を拱いて事態を見守るばかりなのか。その解決にはまさに既存の固定概念にとらわれない発想、特に若い世代の力が不可欠だと私自身は考えています。今回のコンテストでは、どんなアイディアが「未来を信じる力」となって生み出されていくのか。とても楽しみであり、期待しています。
【ご自身が環境に取り組んでいることをご紹介】
ESG投資、SDGsといった観点が企業価値を見る際に不可欠となりました。これまでの枠組みを外すことによって、新しい時代に適応した、新しい価値観による、新しい成功体験がもたらされ、世の中がより良くなっていくと私は考えています。だから、私は、見えない未来を信じて社会課題に取り組み、イノベーションを起こそうとする企業に投資したり、起業家を応援しています。環境に対して挑戦する企業や起業家を応援するのもその一環です。
杉本 留三
環境省 水・大気環境局 水環境課 海洋環境室 室長
【今回の企画への期待を教えてください】
海洋ごみ問題は、喫緊の環境問題です。誰かが努力すれば解決する問題ではなく、誰もが原因者であり、また、被害者となる可能性があります。多くの方々に海のお掃除プラントロボットのアイデアを出していただく中、また、皆さんの作品を見ていただく中で海洋ごみ問題を考えるきっかけになり、これをきっかけにどんな小さなことでも行動を始めるきっかけになればと思います。
【ご自身が環境に取り組んでいることをご紹介】
私が取り組んでいることは、
1. より多くの方に環境問題を知ってもらう
2. 自ら行動する(ボランティアに参加すること、プラスチックごみやCO2等の排出を減らす工夫をすること等)
3. 選択をする(環境負荷の低い商品・サービスを選んで取組を応援すること等)の3つになります。プラスチックと賢くつきあうプラスチックスマートという活動もありますので、ぜひ、プラスチックスマートのホームページ(http://plastics-smart.env.go.jp/)を御覧いただき、参考にしていただければと思います。
清野 聡子
宗像国際環境会議 理事
九州大学大学院工学研究院環境社会部門 准教授
【今回の企画への期待を教えてください】
このコンテストも2回目となりました。海ごみ問題は、まだまだ全然解決していません。多世代の方々の応募で、わくわくするアイデアをたくさんいただけそうです。 海の環境活動やビーチクリーンを実践や、海が大好きという思いに裏付けられた作品を期待しています。
【ご自身が環境に取り組んでいることをご紹介】
海ごみ問題の解決ため、ロボットとの協働を摸索してきました。海の環境を守るには生物や生態系、環境の研究だけでなく、人の行動や考え方も研究分野を広げるのが必要です。環境への取り組みは、身近な気づきが地球とつながるような行動を心がけています。
曽根 一朗
日本貿易振興機構(JETRO) 理事
【今回の企画への期待を教えてください】
コロナウイルスの影響で、世界で急激な社会・価値観の変革が起き、新たな課題も生まれています。ジェトロは、スタートアップ企業支援のみならず、グローバルにイノベーションを起こすことのできる人材を育成する次世代イノベーター育成プログラム「始動Next Innovator」~ThinkerからDoerへ~により、人材育成もしております。このコンテストをとおして、グローバルに活躍できる人材を発掘することを期待します。
【ご自身が環境に取り組んでいることをご紹介】
ジェトロは、グローバルで社会課題解決を目指すスタートアップに対して、新興国を中心とした現地でのビジネス創出を支援しております。また、2050年カーポンニュートラルに伴うグリーン成長戦略を実施するための分野横断的な主要政策ツールとして、日本企業のオープンイノベーションを海外企業との協調・連携を促進するジャパン・イノペーシン・ブリッジ(J-Bride)によりビジネスマッチングを強化しております。
滝沢 秀一
お笑い芸人・作家
【今回の企画への期待を教えてください】
審査員をやるにあたって、去年のコンテストを見させてもらった。それでもやる?去年、相当レベル高かったよ?自信ある?だったら応募してみて!自由な発想で審査員が思い浮かばないアイデアをお待ちしています。現実にできるかはこっちで考えるから、応募する人たちに必要なものは、自分の考えたロボットで海を綺麗にしたいという気持ち。その気持ちは紙や言葉にのると僕は信じているので、皆も審査員を信じて応募してください!
【ご自身が環境に取り組んでいることをご紹介】
2012年にごみ清掃の仕事を始め、今年で丸10年。2018年に「このゴミは収集できません」というごみ回収の本を出版して以来、講演会を通し、ごみや環境の問題を提起し続ける。2020年環境省のアンバサダーとして「サステナビリティ広報大使」第1号に任命される。ごみ清掃の現場から得た経験をより多くの人に伝え、ごみを減らす周知活動に勤しんでおります。
武村 泰範
西日本工業大学 工学部 総合システム工学科 電気情報工学系(准教授)
【今回の企画への期待を教えてください】
海の環境や我々の暮らしを守るためには、すべての人が自発的に考えて, 取り組むことが必要です。
日本だけでなく世界にとっても海の豊かさを守ることは重要な今後の課題です。一人ひとりが、「海の豊かさを守る」ために何ができるかを考えるこの機会は、素晴らしい機会であると共に我々研究者も一緒に取り組むことができるプロジェクトになると良いと期待しています。
【ご自身が環境に取り組んでいることをご紹介】
例えば、電気を節電するなど1つ1つの小さな行動を気をつけています。直接的に環境に影響を与えていなくてもエネルギーの節約など小さな行動が環境への配慮であると信じています。また、散歩などを行なった際には、ゴミは拾う事を心がけています。大学内では, SDGsなどの活動に関して若い世代へ伝えることを学生と共に考え、小学生などへの講義として電気を通じた環境への配慮など皆さんにできることを伝える活動を行なっています。
鶴見 智
北九州工業高等専門学校 校長
【今回の企画への期待を教えてください】
海は生命の源です。人類はこの海を繁栄と引き換えに汚してきました。海が汚れていくことは、人類だけでなく、地球上のすべての生命にとっての危機です。我々はこれまでも多くの科学発明を通して、豊かな社会を築いてきました。今度はその英知を使って海をきれいにしていきましょう。すばらしいアイデアが出てくることに期待しています。
【ご自身が環境に取り組んでいることをご紹介】
北九州高専はSDGs教育を積極的に進めています。学生の柔軟な発想で環境問題、多様性理解などを議論・実践してもらっています。校長としてしっかり学生を応援していきます。
西田 祐也
九州工業大学 生命体工学研究科 准教授
【今回の企画への期待を教えてください】
海洋ゴミのような環境問題は回収技術を高めるだけでなく、一人一人が問題を適切に把握し、活動するこが重要なことだと思います。このコンテストを通じて、一人でも多くの方が海洋ゴミを身近な問題ととらえ、少しでも豊富で美しい海を維持するためのアイデアを応募してもらえることを期待しています。
【ご自身が環境に取り組んでいることをご紹介】
SDGsの一環で、自律型海中ロボットを用いた保護育成礁におけるズワイガニの資源量調査や養殖魚の自動給餌システムの開発などに企業と共同で取り組んでいます。開発したシステムを用いて実際の現場で実験および調査を行っていますが、まだ完全に民間企業に完全技術移転できておりません。我々が開発したシステムが当たり前の技術として広く使われるように研究開発を進める予定です。
松尾 太加志
北九州市立大学 学長
【今回の企画への期待を教えてください】
ロボットは人間の夢です。人間ができること以上のことを実現できるから夢なのです。海をきれいにすることは現実の問題です。でも、その問題を人間がなかなか解決できないから、海をきれいにすることが夢になってしまいました。夢を現実にしてくれるロボットに出会えることを楽しみにしています。
【ご自身が環境に取り組んでいることをご紹介】
個人としては特別なことはしていません。日常の生活の中で、エネルギー消費を抑えたり、無駄なゴミを出さないようにしたりしているつもりです。便利さに負けてしまうこともありますが、「もったいない」という気持ちが環境に負荷をかけないことを忘れないようにしたいです。
松尾 貴之
北九州高等専門学校 生産デザイン工学科 准教授(ロボット工学)
【今回の企画への期待を教えてください】
SDGsの目標にも掲げられているように海の豊かさを守る取り組みは非常に重要であり、学生たちに考えてもらい提案してもらう取り組みは非常に有意義なものになると考えられる。近年、海のゴミ問題に対して様々な取り組みがなされているが、まだ技術、資金などの面で課題が多い。これらの課題を克服するような画期的なアイデアが出ることを期待する。
【ご自身が環境に取り組んでいることをご紹介】
学生向けに海のゴミ問題について考えてもらうコンテストを提案・実施している。昨年より水中ロボット競技会ジュニア部門(中学、高校生対象)において、海のゴミ問題を解決するロボットを提案するロボットコンテストを実施している。また今年度も山口県岩国市において第8回水中ロボットフェスティバルin岩国を開催し、ジュニア部門おいて海のゴミ問題についてのポスター発表会、ロボットコンテストを開催した。
松田 良一
東京理科大学 教育支援機構 理数教育研究センター 教授
(国際生物学オリンピック(ドイツ法人) 元議長)
【今回の企画への期待を教えてください】
廃プラスチックとともにタイヤの削りカス粉末も相当量が海水中や海底に溜まっていると思われます。魚の体内での蓄積も問題です。タイヤのゴム微粒子が生体に与える影響について知りたいと思います。これからの問題に取り組む若者達を育てたいと思います。
【ご自身が環境に取り組んでいることをご紹介】
日々の省電力に心がけています。太陽光パネルを自宅に屋根に設置いたしました。
三谷 康範
九州工業大学 学長
【今回の企画への期待を教えてください】
日本は海に囲まれた国であり、その海を通して世界と繋がっています。このことを意識して、SDGs未来都市の北九州市が目指す豊かな世界を築く一助となる素晴らしいアイディアが多くの若い人々から提案いただけることを期待しております。
【ご自身が環境に取り組んでいることをご紹介】
九州工業大学は本部を北九州に置いていることもあり、環境やエネルギーに関わる数多くの先進的な研究に取り組んでいます。最近では脱炭素社会の実現に向けた連携協定を北九州市と結び、市内の企業とも連携して本学の技術実装に向けて活動をしています。
山本 寛
アニメ監督
【今回の企画への期待を教えてください】
僕はアニメーション監督なので、このコンテストの趣旨に沿った有用性や有効性も大事ですが、それよりもどれだけ子供たちが自由な想像力を膨らませ、自然に貢献できるアイディアを発想できるか、それを見てみたいです。
【ご自身が環境に取り組んでいることをご紹介】
僕の住んでいる市は分別収集が強制されており、「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「缶類」の区別がなされており、それ専用のビニール袋がスーパーなどで売っています。
強制的ではあるのですが、それが環境保全への貢献となるならば、と思い、協力しています。